Ubuntu・フレーバーの種類


Ubuntu は今や様々な種類のフレーバー(公式派生ディストリビューション)が存在します。

まずはフレーバーの種類と特徴を知り、使用環境に適し、自分が好むフレーバーを選択しましょう。


Ubuntu Desktop Image

(Ubuntu Desktop)

ウブントゥ デスクトップ イメージ

(ウブントゥ デスクトップ)

LTS 版の期限: 16.04=5年(2021/4) / 14.04=5年(2019/4) / 12.04=5年(2017/4)


Ubuntu PC operating system | Ubuntu

 

10.10 から独自のデスクトップ環境 Unity を開発、
11.04 から本格的に採用しています。
今やこのデスクトップがお馴染みとなりつつあります。

当初は多く変化した外見と重さに批判も多かったものも、
安定度とハードのスペック向上により、
現在はこのデスクトップを支持する声も多く感じます。

 

ランチャーは従来左固定表示でしたが、
16.04 LTS から下表示が可能になりました。
(右画像。過去一時期可能だったので正しくは「復活」)

メニューは画面左上に固定表示されていましたが、

14.04 からは各ウインドウの上部に

メニューを表示できるよう設定できます。

 

Windows や macOS にも負けない
パソコン向けの最新デスクトップが何よりの魅力です。

 

なお、Ubuntu にはサーバ仕様の Ubuntu Server、およびスマートフォン・タブレット・テレビ向けも開発されています。

「Ubuntu となかまたち」では他の派生やフレーバーと区別するため

「Ubuntu Desktop Image」または「Ubuntu Desktop」と表記しています。

 

今後採用しているデスクトップ Unity は Unity 8 で外観と動きが変わる予定です。


Kubuntu

クブントゥ

LTS 版の期限: 16.04=5年(2021/4) / 14.04=5年(2019/4) / 12.04=5年(2017/4)


Kubuntu

 

Ubuntu をベースに異なるデスクトップ環境を備える

元祖となるフレーバーが Kubuntu です。

 

KDE の外見そのままに Ubuntu のアプリケーションで

最適化を行っています。

 

しばらく Kubuntu は表示が変化していませんでしたが、
15.04(LTS 版は 16.04 LTS)より Plasma 5 を

標準デスクトップ環境に変更しました。

(14.10 では Preview release として

 Kubuntu Plasma 5 が一時公開されていました)

  

フレーバーの中では KDE は最も高スペックとなります。

16.04 LTS でメモリ 2GB が必須です。

(1GB ではインストールすら行う事ができません)

その分カスタマイズは豊富で半透明表示や影表示など、美しいデスクトップを実現します。


Xubuntu

ズブントゥ

LTS 版の期限: 16.04=3年(2019/4) / 14.04=3年(2017/4)


Xubuntu

 

当初は KDE と比較して軽量デスクトップとして

支持する人が多かったようです。

現在軽量志向は Lubuntu に座を譲ってしまってますが、

Xfce はカスタマイズに優れている事から
Xfce 環境を使用する前提で Xubuntu を使用する人は

少なくないようです。

 

14.04 になり、メニュー表示が変化しています。

またパネル(Windows でいうタスクバー)は下をなくし

上のみの表示になりました。

また、14.10 ではデザインが一新し、
マゼンタ(薄い紫〜ピンク系)が採用されています。

 

LTS 版は 3 年扱いです。

 

Xfce の外見は大きく変化ありませんが、現在 GTK3 の動作へ順次変更されています。


Lubuntu

ルブントゥ

LTS 版の期限: 16.04=3年(2019/4) / 14.04=3年(2017/4)


Lubuntu

 

デスクトップ環境に LXDE を採用した軽量志向。
Ubuntu フレーバーの中でもメモリ使用量が少ないため、

Windows XP からの移行では

特に Lubuntu をチェックする声が多かったです。
現在も日本ではフレーバーとして
Lubuntu と探索している人が多いように思われます。

 

LXDE のレイアウトも Windows に近く、

Windows からの移行でも
操作しやすいメリットがあります。

 

Windows Vista Home Basic や 7 Starter など、

3D 環境を持たない Windows マシンでは

Lubuntu への移行が特におすすめです。

 

16.04 LTS までは LXDE でしたが、近く LXQt へ移行する予定です。

LTS 版は 18.04 LTS より LXQt となります。

LXQt 採用と共に大きく環境が変化する予定です。

従来の Lubuntu を好む人は 16.04 LTS による LXDE 環境を維持する必要があります。 


Ubuntu GNOME

ウブントゥ  グノーム / ウブントゥ ノーム

LTS 版の期限: 16.04=3年(2019/4) / 14.04=3年(2017/4)


Ubuntu GNOME

 

GNOME 3 の GNOME Shell を採用したフレーバーです。

 

12.10 で Ubuntu GNOME Remix として公開し、
13.04 から公式フレーバーになったばかり。

そのため知らない人もまだ多いかもしれません。

14.04 は初の LTS 版扱いになっていますが、

LTS 版でもできるだけ新しいバージョンの

GNOME Shell を使用する事を考慮し、

サポート期間は 3 年になっています。

 

GNOME Shell は初期状態では

独特の操作性で使いにくさがありますが、

エクステンションを使用する事で

カスタマイズし、使いやすい環境に

構築する事ができます。

 

GNOME Shell は日本語入力環境 IBus が統合されている影響で、

最新版の Fcitx を使用する場合、多少初期設定が必要です。


Ubuntu MATE

ウブントゥ マテ

LTS 版の期限: 16.04=3年(2019/4)


Ubuntu MATE

 

MATE は「マテ」と読みます。マテ茶のマテです。

14.10 がプロジェクト初の公開版で

(その後ユーザーの反応により 14.04.1 LTS を公開)

15.04 より公式フレーバーとなりました。

(15.04 Beta 1 より cdimage.ubuntu.com で配布開始)

16.04 LTS が公式フレーバー初の LTS 版で、

こちらは 3 年サポートと定まりました。

 

MATE は GNOME 2 から派生されたデスクトップ環境。

MATE カラーのデザインに変化はしていますが、

(この色は元々 Linux Mint のミントカラーです)
レイアウトはまさしく GNOME 2 時代の Ubuntu が

再来したかのようなデスクトップとなっています。

この表示に喜ぶ人もいるのではないでしょうか。

 

実は GTK3 ベースへ順次更新していて、16.10(MATE 1.16)で完全な GTK3 ベースに変更されました。

外見はほとんど変化しません。
古い環境では 16.04 LTS を維持するのが良いかもしれません。


Ubuntu Budgie

ウブントゥ バッジー

LTS 版の期限: 16.04=5年(2021/4・非公式)


budgie-remix

 

17.04 より公式フレーバー「Ubuntu Budgie」が加わります。

16.10 までは「budgie-remix」で公開されていました。

公式 LTS 版は 18.04 LTS からとなります。
 

Solus Project(ソーラスプロジェクト)によって公開された

新たなデスクトップ環境 Budgie(バッジー)を採用します。

Ubuntu Budgie ではアイコン表示のランチャーを追加し、

より使いやすいデスクトップ環境を構築しています。

 

当初 Budgie では日本語入力に問題が発生していました。

Budgie で IBus のキーボード切り替えに対応、

さらに Ubuntu Budgie がシステムトレイアイコンを独自対応し、

Fcitx のアイコン表示も解決しました。

これにより日本語入力も可能になっています。


Ubuntu Kylin

ウブントゥ キリン

LTS 版の期限: 16.04=5年(2021/4) / 14.04=5年(2019/4)


Ubuntu Kylin | Ubuntu

优麒麟 - Ubuntu Kylin (中国語)

 

中国語表記は「优麒麟」。

中国向けに公開されている Ubuntu です。

 

Ubuntu Desktop Image と同じデスクトップ環境

Unity を採用していますが、

アプリは Ubuntu Kylin 独自に加えられています。

(一部中国語表示固定あり)

16.04 LTS では下のランチャーがデフォルトとなり、

Ubuntu Desktop Image と異なる外見になりました。

 

最新版は日本語でインストールし、

ほとんど中国語にならずに使用可能です。

そのため、「Ubuntu となかまたち」で追加しました。


Ubuntu Studio

ウブントゥ  スタジオ

LTS 版の期限: 16.04=3年(2019/4) / 14.04=3年(2017/4)


Ubuntu Studio

 

マルチメディア編集に特化しています。

(動画編集・音声編集・画像編集)

関連するアプリケーションを多数標準で備え、

インストールしてすぐに使用する事が可能です。

(インストールでアプリを選択可能)

デスクトップ環境は Xfce を採用しています。

 

他のフレーバーに影響され、最新バージョンでは

日本語インストールで fcitx-mozc が入るようになり

より使いやすくなっています。

 

初版リリースは 7.04 と

公式フレーバーでは長く公開されています。