Ubuntu MATE


Ubuntu MATE は 15.04 より公式フレーバーの仲間入りとなりました。LTS 版は 16.04 LTS からです。

 

Ubuntu MATE Is Now An Official Ubuntu Flavor | OMG! Ubuntu!

cdimage.ubuntu.com/ubuntu-mate


動作が重い場合

比較的新しいバージョンの Ubuntu MATE では

MATE Tweak にウインドウマネージャーの設定があり、

これを変更する事で、動作が軽くなる事があります。

特に年数が経過している環境

(Windows XP プレインストールパソコン)で効果があります。

 

システム - 設定 - ルック&フィール - MATE Tweak
起動します。MATE Menu では 設定 - MATE Tweak

コントロールセンター にも MATE Tweak があります。

 

MATE Tweak を起動したら左項目 ウインドウ を選択すると

ウインドウマネージャーの項目があります。

Macro (コンポジットなし) に設定します。

 

システムツール - MATE システムモニター

CPU 使用率 を確認しながら変更してみると良いでしょう。

 

3D 対応の環境ではこの項目がデフォルトで「Macro (Compton GPU コンポジット)」に設定されていて、

GPU で線画処理を行っているため、CPU の負荷が軽減されています。


インストールで金額請求?

Ubuntu MATE の公式サイトでは、ダウンロードページで PayPal などでの寄付を求める記載があります。

これは Ubuntu MATE と MATE の各プロジェクトを中心に生かされます。

(過去は Ubuntu・Debian プロジェクトへの寄付も行われています)
特に Ubuntu MATE はまだできたてのプロジェクトです。日本からの支援があれば、日本語対応も活気づくでしょう。
寄付を行った場合、行った人の名義が Ubuntu MATE の公式サイトで公開されます。

 

Raspberry Pi のダウンロードページからも寄付の表示が出てくるようです。

Donate | Ubuntu MATE


Dropbox を使用する場合

Ubuntu パッケージとして nautilus-dropbox と caja-dropbox が存在しますが、

nautilus-dropbox を使用するとパネルの表示で問題が発生する事がわかっています。

そのため Ubuntu MATE プロジェクトでは caja-dropbox をパッケージ化しました。

caja-dropbox を使用すると正常にパネルを表示可能です。

 

基本設定画面から「システム起動時に Dropbox を開始」を選んでも自動起動に入りません。

代わりに端末から次のコマンドを実行して下さい。

 

$ caja-dropbox autostart y


Ubuntu MATE ロゴのない背景を選ぶ

Ubuntu MATE はロゴが付いた背景がデフォルトになっていますが、

デスクトップを右クリック - デスクトップ背景の変更 で表示される背景にロゴなしやロゴの位置が違う背景が含まれています。

この背景画像は /usr/share/backgrounds 内に存在します。

 

Ubuntu MATE ロゴが入っている背景だけではなく……

ロゴなしの背景も用意されています。



デスクトップアイコンを消す

デスクトップのアイコンはアイコンを右クリックしたメニューからは削除できませんが、

次の方法で削除する事が可能です。

 

システム - 設定 - ルック&フィール - MATE Tweak を起動します。(旧バージョンでは ルック&フィール がありません)

左項目で デスクトップ 順を選んだ状態で、右項目すべてのチェックを外します。

この方法で逆にコンピュータ・ゴミ箱・ネットワークなどを表示する事もできます。


デスクトップのアイコンは MATE Tweak から

削除する事ができます



もう一つ方法があります。

アプリケーション - システムツール - dconf エディター を起動します。

左項目で org - mate - caja - desktop の順に選択し、右項目の visible を含む項目のチェックを外します。


donf エディターからでも

削除する事ができます



レイアウトを変更する

Ubuntu MATE の初期状態は GNOME 2(初期の Ubuntu)に近いレイアウトになっていますが、

このレイアウトを変更する事ができます。この実行により、パネルの現状態を失う事にご注意下さい。

15.10 からは現状態のレイアウトを保存する機能も追加されています。

 

システム - 設定 - ルック&フィール - MATE Tweak を起動します。(旧バージョンでは ルック&フィール がありません)

左側 インターフェイス を選択し、Panels を変更して下さい。

 

下記の選択肢がありますが、GNOME2 と openSUSE を除くメニューでは MATE Menu の選択肢があります。

MATE Menu はこのページにある下の項目「他のメニューを使用する」を参照して下さい。

バージョンによって一覧の記載が違います。

15.10 からは上部だけにパネルを表示する Netbook(ネットブック) と

通知部分のアイコン間が空く Indicators が更に追加されています。

 

GNOME2・MATE Desktop。GNOME 2 風になります。

Ubuntu MATE。デフォルト表示。


Redmond。Linux Mint・Windows 風になります。

※ Redmond は Windows 本社の本拠地です。

Cupertino・Eleven。OS X(Mac)風になります。

※ Cupertino は Apple の本拠地です。


openSUSE。メニューも旧 openSUSE 仕様になります。

※ openSUSE は現在 MATE Menu になっています。

Mutiny。Unity(Ubuntu Desktop Image)風になります。

16.04 LTS から選択可能です。



メニューを操作すると落ちる場合 (16.10〜)

MATE Tweak で Mutiny を選択した場合、メニューを操作した段階でアプリが落ちてしまう事が確認されています。

これはメニューを画面上部に表示する Top Menu の不具合で、16.10 以降で発生しています.

Mutiny に限らず、Top Menu を作業でパネルに追加した場合でも同等に不具合が発生します。

2017年1月現在、Top Menu の製作者がこの不具合を解決できていません。開発中の 17.04 も継続中です。

 

一時的な回避方法として、この Top Menu を使用しないようにして下さい。
画面上部のメニュー部を右クリックし削除する事で、ウインドウの上に表示されるようになる共に

正常にメニュー操作できるよになっています。


他のメニューを使用する

Ubuntu MATE ではデフォルトで アプリケーション・場所・システム の各メニューを左上に表示します。

これは GNOME 2 を引き継ぐ表示です。
これを好む人もいると思いますが、他のメニューを使用する事もできます。

 

いずれもパネルの占領が減り、空白ができます。上下あるパネルを一つ消してまとめるのが理想でしょう。

 

MATE Menu は Linux Mint の mintMenu から名前を変えたものですが、
現在は mintMenu にない独自仕様も加わってきています。

パネル表示のアイコンは変更できます。

Ubuntu MATE のメニューで使われているアイコンは

/usr/share/icons/ubuntu-mono-dark/apps/22/start-here.svg となっています。

 

また、GNOME 2 時代から メイン・メニュー も存在し、これも MATE は引き継いでいます。

アプリケーションをカテゴリ毎に、更に 場所・システム も1項目内で表示します。

 

過去 openSUSE で採用されていたメニュー GNOME メインメニュー を追加する事も可能です。

(現在 openSUSE の MATE は MATE Menu に変更されています)

ただし GNOME メインメニュー が選択できるのは 16.04 LTS までです。

GNOME メインメニューは GTK2 動作のため、16.10 以降は GTK3 対応の影響で削除されています。

 

17.04 より新しいメニュー Brisk Menu が Ubuntu パッケージに加わりました。パッケージ名は mate-applet-brisk-menu です。

 

$ sudo apt install mate-applet-brisk-menu

 

Solus MATE で標準対応しているメニューです。

 

Solus を使おう - 運営者による Solus 情報サイト。ただし Solus MATE は日本語入力が行えないため、記載していません。

 

MATE Menu

 

メイン・メニュー

 


GNOME メインメニュー (〜16.04 LTS)

Brick Menu (17.04〜)



外観を Ubuntu Desktop 風にする

Ubuntu MATE では MATE(Linux Mint)カラーの外観に変更されていますが、

Ubuntu Desktop 風にするのは簡単に行えます。

 

システム - 設定 - 外観の設定 を起動し、テーマ タブで Amblance を設定します。

もし一覧にない場合はパッケージ light-themes をインストールして下さい。


$ sudo apt install light-themes


これで一気に Ubuntu Desktop 風の表示になりますが、パネルがおかしいので カスタマイズ で調整します。

  • コントロール タブを選び、Amblant-MATE を選択
  • タブを選び、選択したアイテム・背景#F07746 に変更

これで理想の表示になったでしょう。

 

Ubuntu Desktop の壁紙にしたい場合は ubuntu-wallpapers パッケージをインストールし

/usr/share/backgrounds/ 内にある warty-final-ubuntu.png となります。


以前の Ubuntu 風テーマは探すと他にもあります。昔懐かしいテーマも存在するでしょう。

 

Amblance テーマを選択。パネルがおかしくなりますが…… 

コントロールを Amblant-MATE に。パネルが改善。 



選択したアイテムの背景を #F07746 に。これで完璧。

背景も変えると……ああ、懐かしき Ubuntu が……



Raspberry Pi イメージ

Ubuntu MATE は Raspberry Pi 向けのイメージを公開しています。

Snappy Ubuntu Core 特有のコマンドに馴染めない人も Ubuntu MATE なら問題なく扱える人もいるでしょう。

Raspberry Pi で扱える Ubuntu デスクトップの本命になりそうです。

ただし現状で Raspberry Pi 2 でも起動に数分かかる状態です。

これは SD カードへのアクセスが影響しているかもしれません。今後の最適化に期待しましょう。

 

DOWNLOADS | Raspberry Pi